”包括的矯正治療は、矯正治療を諦めていた方に希望の光を照らす”
包括的矯正治療とは
今までの矯正歯科治療は、矯正単独の専門医によって行われてきました。そのため、歯周病・ 虫歯・インプラント・根の病気などの他の歯科的問題は、十分に考慮されておらず、矯正治療だけでは対応できない様々な審美的・健康的問題が矯正治療後に生じる可能性が明らかになってきました。
そのため、世界中で、他の歯科分野と矯正治療が互いに最適化された”包括的矯正治療”の重要性が注目されています。
特に、歯周組織に関しては、25歳以上の矯正希望患者(歯並びの悪い方)の約50%以上に 中等度以上の歯周病が隠れており、矯正治療後に歯肉の健康・審美面で問題となることが、IOSの調査でも明らかになり、歯周組織に配慮した”歯周矯正治療”の必要性が注目されるようなりました。
近年はマウスピース型の矯正治療が普及しより一層身近な治療となり矯正治療を検討したいと思って相談された方も少なくないと思います。その際に思いがけないことを言われた方もいらっしゃると思います。
- 矯正歯科のクリニックに電話したら、年齢を言っただけで断られた
- 矯正相談を受けたら、虫歯や歯周病があり、当院では矯正治療は対応できないと言われた
もしくは、
- 歯周病や虫歯、インプラントで通院してたいるクリニックで、歯並びの相談をしたら、はっきりしない返答で不安になった。
「矯正治療を諦めていた方、私の歯並び治療、さらに歯周病や虫歯などをトータルに安心して治療してくれる専門的なクリニックは一体どこにあるのか?」
など困った経験はありませんか?
歯科の専門分野には、矯正治療、インプラント、歯周病、根管治療などは、最近インターネット等で良く目にしますが、どの専門医やクリニックが自分の歯並びからくる悩みに応えてくれるのか?
そんな、悩める患者さんの期待に答えるべく誕生したのが、包括的矯正治療です。
※ 包括的矯正治療™ とは、綿引淳一先生が提唱する新しい歯科の専門分野です。
包括的矯正治療の進め方
相談
包括的矯正精密検査(資料採得)
矯正はもちろん、歯周病や虫歯、根管治療、インプラントまで総合的に行います。
診査診断/治療計画
DIP法という、セファロ分析を基にしたセットアップモデルと呼ばれる歯並びや補綴のシミレーションモデルの作成(アナログ or デジタル)を作成します。
矯正治療開始前に必要な治療
矯正治療開始
- 矯正治療中に必要な治療は、同時進行で行います。
- 矯正治療中は、虫歯や歯周病のリスクが高まるため定期的な検査、メインテナンスを行います。
矯正治療終了
矯正治療後に必要な治療の開始
資料採得(術後の確認、評価)
メインテナンス・資料採得
包括的矯正治療の特徴
特徴1審美と健康の両立と長期安定を目指す
- 1個々の患者さんに合わせた審美歯科の追求
- 2歯周組織健康の改善
- 3後戻りのない矯正
- 4インプラントや修復物などの歯科補綴治療の調和を追求
- 5矯正治療のリスクを抑え、利点を最大化させる
特徴2DIP法を持ちたセファロ分析
どんなに素晴らしい治療計画を立案しても実際の結果にできなければ意味がありません。DIP法を用いる事で予測実現性を高めます。
※DIP法とは
包括的矯正治療の提唱者である”綿引淳一先生”によって提唱された、矯正治療や包括的矯正治療などに応用可能な画期的な歯科診断方法です。
矯正歯科診断においては、治療後の保定後の安定にもっとも重要な影響を及ぼす下顎前歯や固定源確保から大臼歯等を基準に治療計画を立案することが多くなります。
一方、補綴歯科治療(審美歯科など)においては、審美的観点から上顎前歯を最初に決定することを原則としています。
しかし、包括的矯正治療においては、矯正歯科学と補綴歯科学の診断を融合させる必要があるため、側貌セファロ分析を用い上下顎2つのインサイザルポジション(前歯の位置)を考慮した方法“デュアルインサイザルプランニング法(DIP法)”
が綿引淳一先生によって考案されました。
DIP法を用いることによって、より精密な治療計画に必須なシミレーション模型の製作に必要な設計図を得ることができるばかりか、治療の進行状況が計画通りに行われているかの確認し正しいゴールへ術者を導き事が可能となります。
特徴3包括的治療シミレーション模型(セットアップモデル)
包括的矯正治療は、矯正以外のセットアップモデルと呼ばれる歯並びや補綴のシミレーションモデルを作成(アナログ or デジタル)することで、患者さんの状態に合わせた治療を提供します。
特徴4歯周病や欠損、修復物がたくさんあっても矯正治療が可能
歯周病や欠損などで矯正歯科治療が難しいと言われた方でも治療が可能です。